無駄にならない勉強・読書
お盆休みが終わり、そろそろ仕事に復帰です。
新幹線の中で、タブレットを使って読む本を探し、樺沢紫苑著『読んだら忘れない読書術』、『ムダにならない勉強法』の2冊を電子書籍で読みました。
いずれも、良い本だったと思います。
本を読んだ後、しばらくすると、その内容をきれいさっぱり忘れてしまい、「その本にどんなことが書いてあったか。」を、他人に口頭で説明できないという経験は良くあります。
覚えておくべき知識は、何回も繰り返し覚えることで記憶を定着させるというのが一つの方法で、本にマーカーを引くとか、ノートやカードに書いて覚えるということも、重要なのだと思います。
ただ、断片的な知識を詰め込む、ということになってしまうと、どうしても限界がある。
そこで、読書したら、読んだことのエッセンスを凝縮したうえで、それに自分なりの意味づけをして、自分の頭の中の体系(ネットワーク)に位置付けていくと、記憶に定着するのではないだろうか、と思いました。
読書した後は、意味づけの作業、「書いてあったことの意味づけを自分の中でどのように行うか」が重要なのだと思います。
自分の中で、この意味づけができるようになるためには、何のために勉強するのか、何のために読書するのか、という目標(goal)を設定することが、必要条件。
自分の目指すべき到達地点との関係で、その読書がどのように位置づけられるのか、を意識すること。
そして、その前提として、自分の思考が、頭の中でどのような体系をとっているのかを把握する(俯瞰する)ことが、まず必要になるのだろう、と思いました。